謹賀新年。会員の皆様におかれましては、輝かしい新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。平素は公益社団法人 滋賀県診療放射線技師会の活動にご理解ご協力いただき、深く感謝申し上げます。昨年はオリンピックやドジャースに移籍した大谷翔平選手の米大リーグ史上初のシーズン50本塁打、50盗塁(50-50)の達成などスポーツで沸いた1年でした。会員皆様の1年はいかがだったでしょうか。
さて、医療界においても昨年から大きな変化があり、2024年4月から医師にも時間外労働の上限規制が適用されました。医師の働き方改革を進めるためには「他職種へのタスク・シフト/シェア」が重要となります。県内の病院においてもタスク・シフト/シェアが推し進められているのではないでしょうか。しかし、静脈路確保のような新たな業務のタスク・シフト/シェアを行うためには、告示研修(厚生労働省告示第273号)の受講が必須となります。この告示研修は、来年度(2025年度)をもって、都道府県での開催が終了となります。その後は大都市のみの開催となる予定ですが、詳細は決まっておらず、近隣で受講できるのは2025年度までとなります。また、2025年4月1日以降に診療放射線技師の免許が交付される方(2025年4月の新採用者)は、告示研修の内容を履修した状態で免許が交付されます。まだ、告示研修を受講されていない方、また周りに受講されていない方がおられましたら、是非2025年度中に滋賀県開催にて受講いただきますよう、よろしくお願いします。
また、2025年度には滋賀県診療放射線技師会は創立75周年を迎えます。当会は、昭和25(1950)年6月に滋賀県エックス線技師会として発足しました。その後、昭和43(1968)年に診療放射線技師会と改名し、昭和53(1978)年には社団法人格を取得しています。平成24(2012)年より公益社団法人として認可され、令和2(2020)年12月より「診療」を冠した現在の名称となっています。創立年である昭和25年をインターネット検索してみますと、「女性の平均寿命が初めて60歳を超えた」等が表示されます。当然CTやMRIはなく、X線撮影も手動によるフィルム現像の時代です。今では本でしか見たことのない方が多くなっていますが、そのような時代から、諸先輩方の知恵と努力で当会は、今日のような素晴らしい組織へと成長することが出来ました。そして、その礎の上に私たちは未来への道を築き上げていかなければなりません。そのような中、その節目として、2026年1月頃に創立75周年記念式典を挙行します。是非、万障繰り合わせの上、ご参加お願いします。
医療の質の向上には、常に新しい知識や技術を習得し、医療の質の向上に貢献することが求められます。これらの役割を果たすためには、個々のスキルアップはもちろんのこと、組織としての連携強化も不可欠です。本年も理事一同一丸となり鋭意努力してまいりますので、引き続き当会の事業にご理解とご支援を賜りますようよろしくお願い申し上げます。そして、皆様にとって2025年が輝かしい年となり、健康と幸福に満ち溢れた一年であることを心よりお祈り申し上げます。
公益社団法人 滋賀県診療放射線技師会
会長 武田宣明
滋賀県診療放射線技師会では福島原発事故に関係する被ばくの相談窓口を以下のように設けます。
ご相談のある方は下記のメールアドレス宛に相談内容を記載の上、お問い合わせ下さい。
担当者より、回答させていただきます。回答にはお時間をいただくことがあります。ご了承ください。